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研究論文・研究成果

2016/11/28メディア掲載情報学術発表関連研究論文・研究成果

『FPP(パパイヤ発酵食品)』で糖尿病改善を目指す
研究内容が機能性食品として唯一、米 書籍に掲載

大里研究所(所在地:岐阜県揖斐郡、理事長:林 幸泰)が開発した『FPP(パパイヤ発酵食品)』が、医療と食品の両方の機能をもった機能性食品およびメディカル・フードの特徴と可能性についての書籍「Developing New Functional Food and Nutraceutical Products (新しい機能性食品と栄養補助食品の現状)」※に、この中で機能性食品としては唯一取り上げられ、臨床研究が紹介されました。

※米国の医学生物科学分野における主要出版社の一つである、アカデミック・プレス社から2016年9月26日発売。編集:Debasis Bagchi、Sreejayan Nair

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掲載書籍の表紙

食品および栄養学の科学者・研究者、栄養補助食品および機能性食品の製品開発者・経営者・市場関係者といった幅広い対象に向けて発表された本書籍のテーマは、世界各国の規制、新製品の認可、マーケティング、食品表示、知的財産などの多岐にわたり、グローバルな視点から見た現状と今後の展望が各分野の専門家によりまとめられています。
その中で"機能性食品の最先端の臨床応用"として、オハイオ州立大学 チャンダン・K・セン教授らが行った『糖尿病患者の創傷治癒におけるFPPの臨床研究』が第23章に紹介されています。

チャンダン・K・セン教授は、オハイオ州立大学総合創傷センターの外科の終身教授で専務理事を務めると同時に、オハイオ州立大学の再生医療・細胞療法センターの理事長を兼務しています。(参照: http://www.chandansen.org/ )。糖尿病患者における慢性創傷の問題は世界的な肥満の増加に伴い米国ではすでに社会的な問題となっており、機能性食品が医療費削減果たし得る役割への期待は大きく、メディカル・フードとしてのFPPの可能性に注目が高まっています。