FPPについて

FPPの食べ方

FPPの食べ方について

大里研究所は、30年以上にわたりFPP(パパイヤ発酵食品)の基礎・臨床研究を続けています。
FPPは、抗酸化および抗炎症効果に加えて、免疫機能の改善など様々な働きが明らかになっています。これまでの臨床研究を基にFPPのお勧めの食べ方についてご説明します。

  • 食品であるFPPは、お好きな時に食べていただけますが、食間(食事と食事の間)や空腹時などに、唾液で溶かして食べることをお勧めしています。唾液と混ざることにより、FPPに含まれるオリゴ糖など免疫の調整に働くよい糖質が増えることが分かっています。
  • 下記を参考に、身体のストレス度に応じて1日に食べるFPPの量を調節してください。食事制限や栄養制限にご心配な方は、かかりつけ医・薬剤師にご相談ください。 

FPP1日あたりの摂取目安量

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*FPPの臨床研究(2型糖尿病を含む)は、基本的に1日9gの摂取量です。
*FPP摂取の安全性:成人男性が360gを一度に摂取しても健康に問題ないことが「FPPのラットにおける単回経口投与毒性試験」により確認されています。FPPは、身体の状態に応じて無理のない継続可能な量を摂取し、体調に応じて増減してください。


なぜ、FPPを唾液と一緒に溶かして食べるのか?

イタリアミラノ大学のフランシスコ マロッタ教授が2010年に行った季節性の呼吸器疾患における臨床研究の結果から、FPPを食べることで免疫力の向上、唾液量の増加、および上気道細胞の抗酸化物質の遺伝子発現量の上昇がみられました。具体的には、FPPを6週間毎日9 g摂取することで、唾液の分泌量が若年層ではおよそ2倍に増加し、免疫の指標であるIgA量および溶菌作用を持つリゾチームが唾液中で増加、酸化ストレスを減少させるスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)とフェーズ2酵素(肝臓にある解毒酵素)の酸化還元酵素の遺伝子発現量が上昇しました。上気道へのウイルス感染による病気の発症や重症化を減らす手助けになることがわかりました。

J Biol Regul Homeost Agents. Vol. 26, no. 2, 285(2012)掲載

また大里研究所の西田主任研究員が行った基礎研究の結果から、FPPを口腔内で唾液と混ぜることにより、FPP中に含まれる糖質が増加することが分かりました。増加した糖質はマルトオリゴ糖類であるマルトースとマルトトリオースで、それぞれ2.4倍、13.1倍に増加しました。マルトオリゴ糖は腸内細菌の環境の正常化を担い、また免疫とも密接に関係があります。したがって、FPPを口腔内で唾液と混ぜあわせて食べることは腸内細菌の環境を整え、免疫力を調整していると考えられます。

この研究は日本応用糖質科学会平成22年度大会で発表しております。

FPPは、2011年4月にカナダ保健省からNHP (Natural Health Products)と認定され、「生体内の抗酸化システムの機能を向上することにより健康維持が出来る」という効能表示が認められました。NHPとは医薬品と食品の間に位置づけられる製品であり、その審査には、処方、服用量、安全性、効果などの情報を国際的な学術論文(エビデンス)と共にカナダ保健省に提出する必要があります。これまでの多数の臨床研究や学術論文により、FPPの抗酸化能の活性作用がカナダ保健省にも認められました。

大里インターナショナルニュースより(外部リンク)


以上のことから、FPPを口腔内で唾液と一緒に溶かして食べる効果としては、

  • 上気道からの感染予防や免疫力の向上
  • マルトオリゴ糖による腸内細菌の環境の改善、腸内からの免疫力調整
  • カナダ保健省が認める抗酸化システムの機能向上

が挙げられ、病気の予防や健康維持が期待出来ます。
ただし、寝たきりの場合で唾液の量が少ない場合は、コップ半分の水にFPP 3包 9 gを溶かして飲んでいただいております。

FPPは食品です。他の医薬品を併用している方でも安心してご使用いただけます。
アレルギーテスト済みですが、どなたにもアレルギーが出ないわけではありません。



糖尿病の方(カロリ-制限を必要とされる方)には・・・

FPPは分包1本あたり11kcalです。これはカレ-スプ-ンに軽く1杯のご飯に相当します。
カリフォルニア大学バ-クレ-校 パッカ-教授グル-プの研究によりますと、 FPPは、細胞内のマクロファ-ジにおいて抗酸化作用と免疫調節物質の働きをすることが出来、 特にINF-γが存在する時、免疫が、発現する時に多く産生されるNO(一酸化窒素)が多く産生されます。 NOは血液循環を良くする事が知らされています。 又、糖尿病の方がFPPを食べますと、血糖値の上昇はみられませんが、NOの上昇により末梢循環が改善され、 合併症の可能性が少なくなるようです。

虫歯の心配について・・・

FPPは、試験管内では酵素活性はありませんが、口の中で唾液とよく混ぜ合わせると、唾液に含まれる物質により、FPPの含有物は虫歯菌(ミクロコッカスミュ-タンス)の養分にはならなくなります。
したがって甘い食べ物ではありますが、過去10年以上のパパイヤ醗酵食品のデ-タを調べても、子供から大人まで、 寝る前に食べている方でも虫歯になったというクレ-ムはありません。