FPPについて

FPPとサプリメントの違い

FPPは、足りないものを補うのではなく、食べ物の消化・吸収・代謝といった本来身体に備わっている "生体機能の再生"を理念に開発されました。一方、サプリメントの目的は補うことであり、例えばビタミンCなど、自然の何十倍何百倍もの量を手軽に摂取できます。しかし、高濃度のサプリメントを取り入れても、胃や腸がうまく機能しなければ、必要な栄養素は身体に吸収されません。つまり、土壌の栄養を効率よく根から吸収することで、栄養価の高い野菜が育つように、私たちも身体が持つ吸収能力(根)を再生する必要があります。ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は、「極めて少量な栄養素」のため、身体が正しく機能していれば日常の食事から消化・吸収が可能です。実際に、ビタミンB12が著しく低下している患者さんがFPPを摂取したところ、1週間後には血中のビタミンB12濃度が健康な人と同程度にまで増加しました1)。FPPの成分にビタミンB12は含まないことから、FPPにより日々の食事から微量栄養素を消化・吸収する機能が改善したと考えられます。

また、私たちの身体を構成する細胞一つ一つは、細胞のエネルギー生産工場「ミトコンドリア」によって「ATP」を作り、生命活動のエネルギーに利用しています。細胞に十分なエネルギーが供給されることで、その集合体である組織や器官(臓器)も連携しうまく働くことができます。FPPによる臨床研究では、ミトコンドリアの活性化とATP産生の促進に加えて、免疫機能の活性化も明らかになりました2)。この結果により、FPPは、「ATP産生促進剤 及び ミトコンドリア活性促進剤 並びに 免疫賦活剤」として、日本国特許庁に登録されています3)。FPPは、身体の基盤である細胞の状態を整え、本来の機能を発揮するよう働きかける類い稀な食品です。

最後に、私たちが口から食べるものは、安心・安全が確保されなければなりません。FPPは、ISO9001:2015(品質管理)、ISO14001:2015(環境)、ISO22000:2018(食品安全)の認証を受け、欧米で最も厳しい食品安全規格であるFSSC22000をJIA国内第一号で取得した工場で生産されています。発酵食品では難しいとされる「一定した高い品質での供給」が保証されていることから、国内外の医療者や科学者からの信頼も集めています。今後も、FPPが予防医学の一助となることを願い、科学的に効果を証明できるよう基礎・臨床研究をさらに進めてまいります。

文献
1) Marotta, F., Tajiri, H., Barreto, R., et al. Cyanocobalamin absorption abnormality in alcoholics is improved by oral supplementation with a fermented papaya-derived antioxidant. Hepatogastroenterology, 2000. 47(34):1191-1194.
2) Das, A., Dickerson, R., Roy, S., et al. May dietary supplementation augment respiratory burst in wound-site inflammatory cells? Antioxidants & Redox Signaling, 2018. 10;28(5):401-405.
3) 日本国特許庁:特許第6401792号 「ATP産生促進剤 及び ミトコンドリア活性促進剤 並びに 免疫賦活剤」

ユナイテッド航空 機内誌vol.79にFPP掲載

ユナイテッド航空 日本語版機内誌 「United Leader's Review」 vol.79 にFPPと大里研究所の記事が掲載されました。

ユナイテッド航空日本語版機内誌vol.79 でも紹介されました。
閲覧はこちら】(pdfファイル:2.65MB)